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Gレコ 感想第一回 第一話

 バンダイチャンネルのページで『ガンダム Gのレコンギスタ』を視聴した。
 私はGレコがテレビで放送される時一話を視聴しましたが、受験とかで忙しくなりそうだったので見るのをやめてそのままにしていた。
 正直に言えば監督である富野由悠季にGレコは子供のために作られた作品と言われれば、言われるほど、なんとなく複雑な気持ちになってみることができなかったのだ。自分はもう子供ではない。そんな僕が子供のために作られたガンダムなんて見てもいいのか。正直に言えば何年もの間計り知れない葛藤をしていた。富野由悠季は言うまでもなく初代ガンダムの監督であり、大好きな作品をいくつも作ってきている人だ。なんとなくGレコを見るとそんな富野由悠季監督に裏切られる気がした。例えるなら、大切な恩師に烙印を押されるような感覚だ。
しかし今回私立文系の大学受験に落ちて三浪目になり、もう変なこだわりは捨てようと考え、思い切ってGレコの一話を視聴した。するとこれがまあ面白い。当時の僕が理解できなかったのは理解しようとしなかったからだとわかった。

 確かにGレコは不自然なセリフが多いし、絵の動かし方に違和感もある。
 しかしけして説明不足ではない。ちゃんと画面を見ていたらなんとなくの流れは理解できるし、キャラクターにも共感できるように作ってある。しかしそれは集中してみていればの話であって、ながら見したら、良くわからないことになっていただろう。そのためGレコを楽しむにはある程度の作品を見ようという心の余裕が必要だ。調子や気分が悪い時にみたらよくわからないと思うだろう。

また映像や音を通して、おそらくこういうことだろうと補完しながら見る必要がある。そのため日頃から作品を予測、推測しながら見るということをせずに。ただ与えられるままに作品を見ている人にとっては謎のロボットプロレスとエスパー向け会話劇でしかないとも言えてしまう。
 私は受け手が、作品を解釈したり好きなものを感じ取って楽しむ作品が好きだ。しかしそれはあくまで私の好みだ。

 Gレコの凄さは何よりも画面全体、映像全体から伝わってくる明るい気持ちを伝えようとする思いだ。例えるならすこしグレーかかっているが明るい希望にも似たものを伝えようとしている感じだ。
 まだ一話しか見ていないのでわからないが全体から伝わる温かさがすごい。二話以降も是非楽しんで視聴していきたい。


おまけ一
 家のブルーレイレコーダーを整理していたら本放送時のGレコが全話録画したまま残っていた。ラッキー。

おまけ二
 僕が前から見ているブログでGレコのことばっかり書いているブログがある。僕はGレコを見てないのでそのブログのGレコの記事はあまり目を通さないようにしている。
 僕はそのブログのことが結構好きなのでいつかはGレコの記事も見たと思うが、そのブログの内容を見たうえで自分のブログを書くのは自分で発見する喜びを損なうし、作品を自由に解釈することが難しくなると思う。何よりそんなことするのはこのブログ読者にも、あちらのブログの執筆者にも、Gレコの制作者にも失礼だ。
その作品で得た気持ちというものは自分で考えて自分の言葉で言ったほうがいい(と私は思う)。もっとも作品の研究、分析、考察などをするならばいろんな書籍や資料ブログを参考にするのも良いと思う。
 なので僕がそのブログを読むのは結構後になるかな。お楽しみにとっておこう。

 

おまけ三

 明日からアニマックスでイデオンを放映するらしい。そちらの感想も書いて行くのでGレコの感想更新はゆっくりになると思う。

 

 次回も楽しんでご覧になっていただければ幸いです。

 

 

otomizusinnzi.hatenablog.com

 続きです。