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しばらく時間をあけないと戦えない。ウルトラマンジード 『ジード』考察第三回

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ウルトラマンジード』に登場するヒーロー、ジードは一度変身するとしばらく時間を空けないと戦えない。これは『ジード』の所謂メイン監督(一話や最終回などを撮影した監督)坂本浩一監督が前回メイン監督を担当した『ギンガS』の最終回にて二人のウルトラマンが一人で3分戦って、3分休憩するを繰り返して長時間戦うという戦法を取ったため、それと同じことしろよというツッコミを避けるために設定されたとも考えられます。同時に『ジード』放送当時の円谷プロが半年作品を作るごとに半年休まないと作品を作れない体制であることを表すことになりました。
 これを踏まえて本編の最終回を見ますと、ジードのチャンスを作るためにゼロが戦う。ゼロのピンチの時にジードが戦う。そしてそのジードがピンチの時にウルトラの父が現れ、ジードが再び変身できるようになるまで守ってくれるという描写がすべて現在の『ウルトラマン列伝』『ウルトラマンクロニクル』シリーズと本編が半年ずつ『ウルトラマン』という枠を守って戦っていることを表していると取れます。
 またウルトラの父はかつてウルトラマンを商業化していると批判されたウルトラ兄弟商法の象徴とも『超ウルトラ8兄弟』までの古き良き円谷体制の『ウルトラマン』の象徴ともどちらともとれるようになっています。もしかしたら両方の意味が込められているのかもしれません。

 

 

これまでの『ジード』に関する記事です。心を込めて書きました、読んで頂ければとても嬉しいです。

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その他ウルトラマンに関する記事です。楽しんで頂ければとても嬉しいです。

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