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セブンガーはダン隊長が求めていた戦力なのだろうか

 

 果たしてセブンガーはダン隊長が求める戦力なのだうか。ダン隊長としてはレオとMATを主体とした宇宙人との闘いを考えていたはずだ。
 にも関わらずセブンガーは戦闘力は高いものの、あまり連携には向かない性能だ。
 
これはおそらく開発チームが地球について良く知らないから起きたことではないだろうか。そのため地球を知るには、セブンガー開発当時のウルトラの国いた、ウルトラマン、ジャック、エースの話を参考に作るしかなかった。
彼らが共に戦ったMATやTACはセブンが共に戦ったウルトラ警備隊と比べると怪獣の撃破数は多くない。セブンは最終回においてアマギ隊員のために命を懸けて戦ったり、アンヌ隊員とロマンスを交わしたりもした。しかしジャックが最後にメッセージを残したのも、ロマンスを交わした相手も防衛隊ではない。エースが「やさしさを忘れないでくれ」と言った相手は少年であり、TACのメンバーにはひと声もかけず宇宙に去っている。

 そのため防衛隊への考え方もセブンとは大きく異なるはずだ。ウルトラマン科学特捜隊のことを話したのかもしれないがより最新のデータが優先されたのかもしれないし、実は初代ウルトラマンが訪れた地球とジャックからレオが訪れた地球は違うマルチバースなのかもしれない。
またレオがウルトラ兄弟と認められたのはババルウ星人戦以降であり、セブンガー開発時は認められていない。
 そのためセブンガーは最初からMATやレオとの連携はあまり考えられていない。ダンが防衛隊の体調をしていたことは知っていたかもしれないが、あくまでセブンガー単体での運用を推定していたはずだ。
 そのためセブンガーはMATなりウルトラ念力などで相手を少し追い詰めたのちに単体で敵を撃破するために調整されたカプセル怪獣だと考えられる。

 しかしこれは結果的に言えばダンが求めていたカプセル怪獣ではなかったのだろう。ダンはMACの隊長であり、レオを育てるつもりでいた。そのため本当に欲しかったのは、かつてのウインダム、ミクラス、アギラのような連携ができる怪獣であったはずだ(一部メディアミックス作品ではアギラには連携する力はないと書かれていたこともあるようだが、『大怪獣バトル THE MOVE』以降その設定はなくなったか、アギラが賢くなったと思 われる)。
 別にかつてのカプセル怪獣と同型である必要はない、セブンガーを開発する予算と人員があるならば、そこら辺にいた野良怪獣をカプセル怪獣かして何体かくれたほうがダン隊長的には嬉しかったはずだ。
 
もっとも技術の進歩や試作品にはお金も時間もかかる。やってみて初めて失敗だとわかることもある。結果論で批判することは正しくはない。

ウルトラマンZ』の世界にいるセブンガーはもしかしたら、誰かがどこかでみたセブンガーの系譜の機械が参考になっているかもしれないし。
来年か再来年のウルトラマンカプセル怪獣使いになるかもしれない。その時にセブンガーはこれまでカメラが回ってなかったところで実は大活躍しており、光の国の本格ロボット怪獣の元祖として伝説の怪獣になっているかもしれないではないか。

 

これまで書いたセブンガー関係の記事です。楽しんで読んで頂けるととても嬉しです。

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これまで書いたウルトラマン関係の記事です。

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ウルトラマン以外のいろんな記事です。

 

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