音水信二のはてなブログ

note https://note.com/otomizusinnzi/ やTwitter @quGbaUmdpQraIar で活動していました。

私の中のウルトラマン像 私の大好きな『ウルトラマン』四作品の話。『レオ』『キッズ母をたずねて』『コスモス』『ネクサス』の話。

 

 一口に作品が好きと言っても、その作品のどこが好きなのかは人のよって異なります。ましては『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『ガンダム』、『スターウォーズ』など作品が山のようにある話だと果たしてどれのことが好きなのかよくわからなかったりします。

 ちなみに私は『仮面ライダー』では『オーズ』と『剣』、『ガンダム』では『逆襲のシャア』、『X』、『ターンエー』、『Gのレコンギスタ』、『スターウォーズ』では『クローンウォーズ』が好きです。

 この記事では私が好きなウルトラマンであり、私の中のウルトラマン像を決定した四作品を紹介します。それはずばり『ウルトラマンレオ』、『ウルトラマンキッズ母をたずねて3000万年光年』、『ウルトラマンコスモス』、『ウルトラマンネクサス』です。

 私の中でウルトラマンとはこの四作のイメージが混じったものです。

ウルトラマンレオ』は幼稚園児の頃やそれ以前大好きでよくレンタルビデオを借りて見ていました。子どもの頃なぜか、『エース』や『タロウ』は怖かったのに、『レオ』は怖くないと思っていました。
おそらくわけのわからない怖さが起きるそれら2作品に比べ、レオの恐ろしさは、怖いやつや襲ってくるだけであり、修行して強くなれば倒すことができるもので、そこまで怖くはなかったのでしょう。

ウルトラマンキッズ母をたずねて3000万年光年』もレンタルビデオで何度も借りて見ていました。僕の中のウルトラマン像に一番影響を与えているのではないかと思う作品です。普段書いている小説でも意識してないだけでこの作品に似て居たりします。
この作品の影響かなんとなくセブンには機械に強そうなイメージがあります(TV本編ではウインダムやセブンガーの使いどころを間違えることもありそうですが感じはありますが)。とても大好きな作品です。
 
ウルトラマンコスモス』は物心つく前後テレビで見ていました。そういう意味では自分のウルトラマンという印象が強いです。以前『コスモス』について長文の記事を書いたらいつの間にか自分の生き方についての記事になっていましたが、それぐらい僕の中では生き方レベルで影響されている作品です。
やさしさと強さを兼ね合わせることが本当の強さなんだとか、もう一度やり直す機会を持とうとか、相手の心の中の闇の部分だけを滅ぼすとか、殺すのではなく保護するとか、精神的な部分で無意識のうちにかなり影響を受けています。

 『コスモス』についてはいろいろ誤解されているところは多いのでいつかまた記事を書きたいなと思います。


ウルトラマンネクサス』もリアルタイムで見ましたが、途中で見るのを辞めました。当時年中でした。おもちゃとかではたくさん遊びましたが、今でも大好きだけど、大嫌いと正直複雑な感情をもっています。一言でいうならば『ネクサス』のことを絶賛している人がいれば、「『ネクサス』はこんなに問題があるぞ」と言い。『ネクサス』のことを批判している人がいれば、「『ネクサス』は頭にきてこんなにすごいぞ」と言うという感じです。アンチでありファンという感じですね。
 こんなこというのは何ですが、『ネクサス』に関してはツンデレ的な態度をとってしまいます。それもあってか『ネクサス』の記事を書いても怪文書みたいなものなってしまいます。どうしたものか。
 のちに最後まで見直しましたし、ミートザヒーローというイベントの出し物で、ツーシームを取ったりもしました。昔遊んでいたおもちゃも今でも持っています。そのためなんだかんだ言って好きなのだと思いますが、だからと言って好きということはできないという複雑な感じです。
 僕は作品や『ウルトラマン』の力を信じているからこそ、『ネクサス』に怒りを覚えるし、こんなに一生懸命になれるのかもしれません。
 しかし同時にコンセプトは良かったと思うけど、脚本家に自分の趣味に走るなキモんだよといいたいなと思っていますし、『ガンダム』のモビルスーツを引き合いに出して話しているのを聞くと、あなた『ガンダム』ちゃんと見たのかと思います。最終回についてもあれは完走した時の感想文であって当初やりたかったことってそれじゃないだろと思います。平成の『レオ』だと言う人にも、どこ見てるんだよ全然違うじゃねえか、あれは平成の『エース』だよと思ったりもするのですが。

 いやあれが好きだという人はたくさんいるというのも知っています、僕だって『ネクサス』は好きです。
 「大人はみんな嘘つきだ」ということを伝えたかったというインタビューを読んだことはありますが、そのメッセージは僕にちゃんと届いています。それと同時に諦めないことの大切さも感じました。でもああじゃないだろう、表現方法としてさと思ったりもしますさ。

 申し訳あります。『ネクサス』のこと好きなんです。しかし好きだからこそ、湧き出る思いが抑えられなくなってしまったりもするのです。
 なんだかんだ言って『ネクサス』は好きです。デザインもかっこいいですし、音楽もいいですし、おもちゃも良かったです。志も良かったと思います。
 個人的には見ていて心が折れるような作品を作るにはどうすれば良いのかということを考えるきっかけを作ってくれた作品でもあります。
 
しかし想像して欲しいことがあります。子どもの頃みていたあなたにとって一番大切な番組が『ネクサス』だったらと考えたら。
 いろいろ言いたいことは山のようにあるのです。

 繰り返しになりますが、なんだかんだ言って『ネクサス』のことは好きですし、「『ネクサス』は駄作だ」と言われたら、「何言ってるんだ『ネクサス』は名作だ」と言うと思います。しかし胸の中にまだ何かが詰まっているのです。
 『ネクサス』について相手と何かを話したら相手を傷つけてしまうかもしれないので、あまり『ネクサス』については誰かと何かを話し合いことにしています。


 『ネクサス』を作った人は作品の持つ力をもう少し良く考えて欲しいなと思います。最後になりますが、僕はネクサス含む『Nプロジェクト』は外部の要因もあってか志半ばで終わってしまった作品だと思っています。そのため完成度はあまり高くないと思っています。光と闇を扱っているのに一歩踏みとどまったものになってしまったなと思います。
 『ネクサス』みたいな作品がまた土曜の朝に『ウルトラマン』として放送されるのには問題があると思いますが、『ネクサス』の志を継いだ作品は必要だと思います。
 『Nプロジェクト』は『ネクサス』の放送短縮と『レクイエム』こと劇場版2が公開されなかったことはとても残念に思っています。
 今からでも『レクイエム』撮影されないかなと思っています。もし公開されたら公開日に見に行くと思いますし、クラウドファンティングがあったらお金を振り込むと思います。


ちなみに私は漫画版『ウルトラマンネクサス』を担当された椎名高志先生の漫画が大好きなのですが、読み始めたきっかけは椎名先生が『ネクサス』の漫画版を担当されていたことからです。ネクサスは僕に良い漫画との出会いを作ってくれました。

 YOTUBE公式配信で『ネクサス』は配信されていたようですね。僕はそれを見て、昔すれすれのやばいことをやっていた地元のインディーズバンドがメジャーデビューしてスーツを知識人としてテレビにでているような感覚を覚えました。
 どこか遠くに行ってしまったような気はしなくはないですが、ネクサスは今の私の心の中にいるので、遠くにはいないです。
 人気になって良かったね『ネクサス』と思います。


少し取り乱してしまいました。しかし私の偽りない本音でもあるので。文章を書き直すことはしませんでした。

 

 以上四作を元にした私にとってのウルトラマンのイメージは

ウルトラマンキッズ見たいな世界が理想、戦う時はコスモスのように戦いたい。しかし現実には『レオ』、『ネクサス』のような恐ろし敵もたくさんいる。そういう時は覚悟を決めろ」

「夢を信じよう、信じれば夢は叶う。しかし大人は信用ならない。失ったものも元には戻らない。でも夢に向かって突き進んでいけば、その夢は叶わなくても何か満足の行く結果が手に入る(かもしれない)」
の二つです。

この二つは僕が大好きな4作の『ウルトラマン』を見て持って帰ってきた感想であり、考え方です。
 感想は人の数だけある(ことが望ましい)と思いますので、人によって好きなところは違うと思います。

 私にとってウルトラマンとは上の二つのようなことを教えてくれた作品であり、そういうところが好きです。

 さて先週始まった『ウルトラマンZ』ですが私はこの作品はとても面白かったと思っています。もしかして『Z』は『レオ』『キッズ母をたずねて』『コスモス』『ネクサス』に続く、私の大好きなウルトラマンの五作目になるかもしれません(なんだかんだ言ってどの『ウルトラマン』も好きですが)その時私がウルトラマンから感じたことやウルトラマンの好きな理由は大きく変化を迎えるかもしれません。
 もしそうなったら素敵だなと思います。

 

『Z』について書いた記事です。otomizusinnzi.hatenablog.com

otomizusinnzi.hatenablog.com

 

 

『レオ』について書いた記事のまとめです。

otomizusinnzi.hatenablog.com

 

『コスモス』について書こうとして『コスモス』を語りながら、自分の生き方を語ることになった記事です。

otomizusinnzi.hatenablog.com

 

 

ネクサスについて書いた記事です。なんとなく怪文書っぽいです。

otomizusinnzi.hatenablog.com