音水信二のはてなブログ

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なぜウルトラマンZのOPの最初にはラドンが映るのか解説。

 

こちらの記事から独立されて一記事にしました。楽しんで頂ければ幸いです。

otomizusinnzi.hatenablog.com

 


 OPの映像にはいろんな怪獣が現れますが、一番最初に移るのはラドンです。ラドンは『ウルトラQ』にも『ウルトラマン』にも登場した怪獣であり、上で書いたようなゴメスと同じような文脈が読み取れます。
更に『ウルトラQ』におけるラドンの着ぐるみに入って演じたのは『初代ウルトラマン』の着ぐるみに入って演じた人と同じ人です。
これはケムール人も同じですが、ラドンと違いケムール人は『初代ウルトラマン』にて単独主役回を持っていません。
またラドンはニュージェネレーションウルトラマンの第一作『ウルトラマンギンガ』でも、ウルトラマンが10年ぶりに番組として復活した『ウルトラマンオーブ』でも登場し、そのどちらでも和解してウルトラマンに殺されずに物語を終えています。
そんなラドンを一発目に持ってくることが果てしなくイケてるなと思います。
これにより『Z』は
・怪獣が主役でもある『ウルトラQ』と『ウルトラマン』どちらもしますよと宣言しつつ。
・でも中身は『初代ウルトラマン』ですよと宣言しつつ。
・さらに怪獣との和解路線も示されています。
・考え方によれば『ギンガ』や『オーブ』、『ウルトラゾーン』の流れを汲んでいますよと宣言しているとも言えます。
ウルトラシリーズには長い歴史があるので、どの怪獣をどの順番で出すのかだけで、いろんな意味合いを生みます。これを上手くいましたのが2018年放送の『SSSS.GRIDMAN』です。『Z』はそれをさらに進化させたのかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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