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『リーンの翼』感想と考察。日本アニメ、漫画、ゲームとロボットアニメ王の孤独と浄化。

 『リーンの翼』とても面白かった。このブログでも『リーンの翼』の感想と考察を行いたいのだが、最初に断っておきたいことがある。それは原作小説を読んでないことだ。どこかで読むことが出来れば良いなと思っているがなかなか入手できていない。

 また軍事に関する知識も少ない意図して思春期にはあまり触れないでいたのだ。もう解禁したので勉強中だ。『リーンの翼』視聴後桜花とその呼ばれ方などを知って自分の無知を自覚させられた。軍事についても勉強しておこうと思う。

 この記事を書く時点で視聴している富野作品は『機動戦士ガンダム』と『伝説巨人イデオン』のテレビ版及び劇場版。『Zガンダム』の劇場版(テレビ版を最後に見たのは小学4年の時であり、ほどんど覚えていない。というより映画の内容とごちゃごちゃになっている。そのうち見たい。)。映画『逆襲のシャア』、『F91』。テレビ版の『ブレンパワード』、『ターンエーガンダム』、『キングゲイナー』、『Gのレコンギスタ』そして『リーンの翼』だ。

 

 

 

 

 私はこの作品を王の孤独と絶望の浄化だと思っている。では王とは何かそれには二通りの解釈ができる。

 一つ目は単純に富野由悠季自身だ。映画製作者になるはずだった富野由悠季いろいろあってロボットアニメを製作するようになった。そしてロボットアニメ世界の王となった。考え方によればアニメ世界の王となったとも言えるかもしれない。それはまさにオーラロードを超えたと言える。

 しかし自分がいくら戦っても決して世界は良くならない。それどころか第二次大戦のことは忘れ去られようとしている。環境破壊は進んでいるし様々な問題がないがしろにされている。俺が戦ってきたこと(アニメづくり)はなんだったのだ。死ぬ前に故郷(現実世界)に帰ってきたい(様々なことを主張したい)。そういう思いが『リーンの翼』を生んだのではないだろうか。

 そして若者に浄化され成仏する。そして名作『Gのレコンギスタ』を作る準備に入るということだ。

 

 この若者は実在するかもしれないし、しないかもしれない。存在しない場合は富野由悠季自身が自分の中にある古い部分を自分自身の若者の力で自力で何とか乗り越えたということになる。

 

 もう一つの解釈はアニメ、漫画、ゲーム国となった日本の物語だ。

 日本はアニメ、漫画、ゲーム国となった。日本産のコンテンツは世界の一部でも評価されている。『ウルトラマン』、『ゴジラ』やジブリ任天堂、ジャンプなどはその代表と言えるだろう。しかし日本は豊かになったのだろうか。

 バイストンウェルは言うならばファンタジーの世界である。戦争に敗れた日本人は娯楽の世界に転移して生活してきた。そしてその世界を豊かにしてきたし、王にもなった。『ガンダム』だって大ブームになった。『イデオン』もだ。

 しかしそれで良かったのだろうか。『リーンの翼』はコンテンツ世界で生きていた人が、晩年に現実世界へ帰還しようとする話だったのではないだろか。

 そしてそれは日本国全体のさらに言えば世界全体の覚醒を願う物語だったのではないだろうか。

 

 

 私は『リーンの翼』映画化して欲しいと思っている。と言っても各回のタイトル場面とあらずじと、EDをカットして、最初にタイトル場面を描いて、最終回にフルコーラスでEDを流すだけの編集費以外お金がかからない状態にして欲しい。

 そういう状態があるだけで各種イベントでの再配信や再放送などが行いやすくなる。またレンタルDVDや配信などで触れるも増えるだろう。

 こんなことを言うのもなんだが全六話、3時間弱のテレビアニメを一気に見る人と。2時間50分の映画を見る人は後者の方が多いと思うのだ。『リーンの翼』は再評価されるべきアニメだと思うので是非たくさんの人の目に触れる形にしてもらたいと思う。

 最近は忙しくてできないのだが、来年の春あたりに署名活動でもしてみようかな。もし『リーンの翼』ノーカット総集編制作を希望する署名活動をしている方がいればMeWeまたはブログなどで連絡していただければ署名するので声をかけて欲しい。

 

 

 

 

 

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