10月24日現在『ウルトラマンZ』登場怪獣予想。
10月24日現在『ウルトラマンZ』登場怪獣予想。
前回の記事では、ニュージェネシリーズの登場怪獣のパターンについて触れた。このデータに沿って、残りの『Z』に登場する怪獣を予想しよう。
私は次の5体を予想した。
グランドキング系
デマーガ系
バッサー系
メカゴモラ
理由を説明しよう。
まずは前回の記事のおさらいからだ。
前回の記事から引用。
ニュージェネレーションのウルトラマンは去年度に登場した怪獣は本編にメイン級の扱いで出ることが少ない。おそらくソフビなどのグッズを効率的に売るためである。近年では一昨年に登場した怪獣が再登場することが比較的多い。少し前までは一昨年に登場した怪獣がこれは使えるスーツが限られているからかもしれない。これまでウルトラシリーズを支え続けていた『マックス』、『メビウス』時のスーツが次々と卒業を迎えていることも原因の一つだろう。
(中略)
『Z』の場合は。
2年ぶりに登場した。ゴメス、グルジオやネロンガ、ホロボロス、ゴモラ、レッドキング、キングジョー、(ベムスター)。
3年ぶりに登場した ギルバリスやベリアル融合獣、ジャグラー。
5年ぶりに登場した、グリーザ、ケムール人。
6年ぶりに登場した、ファイブキング。
などはいても。
『タイガ』にも登場した怪獣はピット星人、ギーストロン、セグメゲル、パゴスしか登場していない。そのうちギーストロン、セグメゲルはちょい役で、ピッド星人はほとんどの時間人間に化けており、ウルトラマンと直接対決したわけではないことから、『Z』、『タイガ』においては純粋に2年連続登場した怪獣はパゴスのみである。
引用ここまで
具体例は前回の記事に書いたので、そちらを見てほしい。
私が上で上げた怪獣はどれも2年前の作品『R/B』に登場する怪獣である。原則として『Z』は『R/B』に登場した怪獣が多く登場する。前回の記事では仮に「2年ぶりの法則」と呼んでいる。中にはパンドンのように3年ぶりに改造されて登場する怪獣や、ダダやグビラのように登場し続けた怪獣もいるが、原則として2年連続目立つ役、いわゆるメイン級で登場する怪獣は少ない。
『タイガ』では2年ぶりに登場した『ジード』登場怪獣はゼガン、ギャラクトロンマーク2、スカルゴモラ、モコ、(ニセ)ベリアル、レギオノイドダダカスタム、ダダ。
『R/B』では2年前に登場した『オーブ』登場怪獣はブラックキング、バッサー、(オーブダーク)、グビラ、メフィラス星人、グランドキング、(デガーマ)である。
『ジード』に登場した二年ぶり『X』登場怪獣はメカゴモラ、ザイゴーグ、(ダダ)。
『オーブ』に登場した『ギンガS』登場怪獣はグランドキング、ハイパーゼットン、アリブンタ、メトロン星人。
これは設定上の問題もあるだろうが、そこまで多くはない。そのため「2年ぶりの法則」というが、厳密には2年ぶりの法則ではなく、去年テレビで登場した怪獣は今年はテレビ出にくい(ネット版などには登場する)というものである。つまり最低テレビで再登場できるのは、原則2年ぶりである(ギャラクトロン、アリブンタなど例外あり)というものである。
私は以上の理由から『Z』では『R/B』の怪獣が多く登場すると考えている。実際にグルジオやネロンガ、ホロボロス、ゴモラ、レッドキング、キングジョーなど『R/B』に登場した怪獣の多くが『Z』に登場した。
しかしそれ以外にも理由があり4体の怪獣を上げた、その理由を書きたい。
田口監督がシリーズ構成に参加している以上、意識、無意識問わず田口監督が演出した怪獣が再登場しやすいことが考慮される。例えば『Z』OPではベムスターとともにマジャッパ、セグメゲルが登場している。そのうち前者二体は(マジャッパをマガジャバだと考えれば)田口監督が演出した怪獣だ。
そのようなその点も考量しながら選んだ。もちろんすべてが好きなように怪獣を配置できるわけではないだろうが、自分の権限があるところではなんとなく優先したりするかもしれない。
他にも考えられる点はある『Z』は完全新規で登場する怪獣が非常に少ない。今のところ一話の怪獣であるゲネガーグとバロッサ星人しかいない。
おそらく今後も最終回の登場怪獣と劇場版登場怪獣は新規ではあるだろうが、残りはあと一体新規怪獣がいれば良いほうで、どんなに良くてもあと二体という状態だろう。
そのためか『Z』ではエリマキテレスドン、トライキング、グルジオライデン、メツボロスとこれまでの怪獣の一部改造で新規怪獣を何とか水増しして、視聴者に楽しんでもらおうと工夫している。
関連性は不明だが、過去に田口監督がメイン監督をつとめた『オーブ』でもベムラーやメトロン星人、グランドキング、ゼットンなどが、『X』でもモルドやツルギデガーマ、バグバスンブルートなどが一部改造された怪獣として登場している。
とはいえ怪獣には簡単に改造しやすいものもあれば、改造しにくいものもある。極端な話改造ジャミラや改造メフィラス星人とかを登場させても、ファンも作り手同士もあまり喜ばないだろう。
そのため現状円谷の倉庫で良い状態で保存している怪獣で、改造させやすく、なおかつ、『タイガ』に登場していない怪獣があれば出したいはずだ。
グランドキング系
『ギンガ』、『ギンガS』、『オーブ』、『R/B』に登場し毎回少しずつ改造がされている怪獣グランドキングをさらに『Z』版に改造して登場させるのではないだろうか。
田口監督は『オーブ』でグランドキング回を監督している。
デマーガ系
デガーマもグランドキングと同じく改造させやすい怪獣であり、新規怪獣の水増しにピッタリである。またデガーマという怪獣自体、田口監督の思いから登場した怪獣であり、思い入れも強いだろう。
デマーガも『X』、『オーブ』で田口監督演出の元登場後、『R/B』では改造させた姿で登場したのだが、実はこのカミソリデマーガが通常のデマーガとは違うスーツとして存在する。円谷は過去にキングジョーブラックの色の塗り直してキングジョーカスタムとしたかことがある。その系統でカミソリガマーガが改造されたりもするのではないだろか。
バッサー系
こちらも田口監督が演出した『オーブ』と『R/B』に登場している。田口監督が構成している以上、無意識のうちに自分が担当した怪獣を登場させやすいということもあるだろう。
やろうと思えば改造でできるだろう。
それだけではなく、現状『Z』では羽が生えたいわゆる鳥系怪獣がしいて言うならぺギラとトライキング、ファイブキングしか登場していない。OPや回想シーンではベムスターが登場しているが、本格的には登場していない。
そこで鳥系の怪獣であるバッサーが終盤に良い感じで登場するのではないかと考えた。
ただ来年『オーブ』が5周年であり、次回作で使うために今年はお休みするかもしれない。
『X』と『R/B』に登場した。ゼットがゼロの弟子ということもあるし、『Z』が度々絵描こうとしている怪獣の命などについて触れるにはピグモンは良いのではないだろうか。
メカゴモラ
『X』と『R/B』に登場
『Z』でロボット怪獣が多く登場する他、ゴモラがハルキが奪った命として印象的に描かれている。またロボットなどの力は何のためにあるのかという疑問があるほか、セブンガーの再登場フラグなどもある。そこでセブンガーと戦ったゴモラのロボ版が、敵のロボとして登場し、ロボットについて考える物語が展開させるのではないだろうか。
またそのタイミングでセブンガーが再登場するかもしれない。
『X』と『R/B』に登場。
これまでガーゴイルといえば辻本監督が演出していたが、『Z』ではすでに辻本監督は3話担当しており、おそらく18話も辻本監督回だとすればおそらく次回が『Z』ラストの辻本監督回である。そのため辻本監督が今後もガーゴイルを演出するのならば、でないかもしれないが、もう2回担当したので次は違う監督が撮影するかもしれない。
ガーゴイルは体を石にすることができる能力からロボット怪獣を活躍させやすいのではないだろうか。
以上が私が19話以降から最終回、そして劇場版で『Z』に登場するのではないかと思う怪獣だ。おそらく半分ぐらいは当たっていると思う。
もし当たっていたら感想をいただけると嬉しい。次回は2021年度ウルトラマンに登場する怪獣を予想していこうと思う。
追記(2020年10月25日)
続きを書きました
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