セブンガーが『ウルトラマンZ』大人気になった。
私はそれなりにセブンガーが好きだった。セブンガーは元からそれなりに人気があったのだ。無駄な強さと、燃費の悪さ、ナレーションのインパクトなどから昭和ウルトラマンや『レオ』、カプセル怪獣を語る上では小ネタとして欠かせないことだった。
『大怪獣バトル』の映画や『擬人化計画』の時セブンガーのことも出してやれよと思った。だってセブンガーのことが好きだったから。
話は変わるけど『擬人化計画』のアギラちゃんかわいいよね。
セブンガーが復活すればいいなとなんとなく思っていたりもした。
だから『Z』でセブンガーが復活したのはとてもうれしかった。『Z』を見た理由の2割ぐらいはセブンガーだ。
しかしそれはカプセル怪獣四号としてのセブンガーのことだった。セブンガーのことをセブンガーとして愛しているわけではなかったのかもしれない。ただそこを突き詰めていくことは無意味かもしえない。だってセブンガーはカプセル怪獣四号としてデザインされた怪獣だから、カプセル怪獣四号でないセブンガーはこの世に存在しないからだ。
しかし『Z』を見て表情豊なセブンガーを見てセブンガーファンになり始めた。
今『Z』でセブンガーブームが起きているようだ。
『Z』版セブンガーはそこまで強い怪獣ではない。しかしとても愛らしく、頼りがいがあって人気がある。
『Z』のセブンガーブームはひょっとしたら「強い」というインフレを売りに宣伝してきた近年の特撮おもちゃ業界の前提をひっくりが返すことになるのかもしれない。
僕はセブンガーにそんな希望を抱いる。