『聖戦士ダンバイン』生存説。ネタバレあり。
以下『聖戦士ダンバイン』のネタバレあり。
『ダンバイン』最終回ではたくさんのキャラクターが死にます。しかしこれは本当に死んだのでしょうか。実は生きていた可能性だってあります。
そう思う理由は4つです。
理由1最終回において『ダンバイン』は実はある登場人物が人間に語った物語であることが明らかになります。これを最初から細かく決めていたのかどうかはわかりませんが、少なくとも最終回を組んだ段階では決まっています。
理由2なぜか地上の軍艦において最終回にもなって実は自分たちはバイストンウェルの人々に化かされているのかもしれないという発言をします。
理由3、ある人物は劇中でテレビに移されたり、グッズ化されていたりして売り物であることが協調されています。
理由4そもそもある人物は死亡したキャラクターの死を直接は見ていない。
このことから実は最終回のみんな死んだという展開は実は嘘で、本当はみんな生きているという可能性もあります。
ではなぜそのようなことをしたのか。理由としては『ダンバイン』の続編を作らせないためでしょう。『ダンバイン』の前の年に劇場版『ガンダム』が公開されています。『ガンダム』においてテレビ版では死んだはずだった。厳密には生死不明だったシャアが生存したことになっています。
そして『ダンバイン』の二年後が『Zガンダム』であり、おそらく『ダンバイン』最終回段階では『ガンダム』の続編を作らないかという提案は受けています。
もしかしたら富野由悠季は『ガンダム』の続編を作りたくないのに、続編を作らされかけ、シャアの活躍など期待されていることから。『ダンバイン』で同じことを言わせないために、シャアと違いわざわざ登場人物の死を描いたのかもしれません。
その上で実はこの作品は作中人物の語りを元に作られた話であって現実とは違う可能性もある。実は騙されているかもしれないという可能性を示したのかもしれません。
私の中では彼らは生きています。きっとバイストンウェルで楽しく暮らしていると思います。売り物と化したロボットアニメとは無関係の世界で。