物語世界でも現実世界でもサテライトキャノンを連発しなかったガンダムX
『機動新世紀ガンダムX』では主人公が最初から、「サテライトキャノン」という一方的に敵を殺戮できる兵器を持ちながら、それを使うべきなのか迷いながら戦わせるというストーリーにしました。
これはガンダムという大人気コンテンツの名のもとに他のロボットアニメと戦うことの暗喩にもなっていると考えられます。テレビ番組としての『ガンダムX』は前作『ガンダムW』とまったく同じことをして二番煎じにするとか、OVAシリーズのように昔の機体や世界観を使うという「リアルサテライトキャノン」がありながらもそれをあまり使わず戦いました。それと因果関係があるかどうかはわかりかせんが、初代ガンダムぶりに打ち切りになったものの、現在も強い人気を持ちます。