音水信二のはてなブログ

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『ウルトラマンZ』 登場怪獣予想という楽しみ方 ニュージェネウルトラマンは去年度に登場した怪獣がメイン級の扱いで来年度に再登場することは少ない。最近では一昨年に登場した怪獣が再登場することが多い。そのためある程度登場怪獣は予想できる。

ウルトラマンZ』にてキングジョーが『R/B』ぶりに登場した。ニュージェネレーションのウルトラマンは去年度に登場した怪獣は本編にメイン級の扱いで出ることが少ない。おそらくソフビなどのグッズを効率的に売るためである。近年では一昨年に登場した怪獣が再登場することが比較的多い。少し前までは一昨年に登場した怪獣がこれは使えるスーツが限られているからかもしれない。これまでウルトラシリーズを支え続けていた『マックス』、『メビウス』時のスーツが次々と卒業を迎えていることも原因の一つだろう。

 

 ウルトラファンの中にはいま円谷の怪獣倉庫にはどんな怪獣がいるのか、なんとなく創造できる人も多いだろう。

 そこから次回作に登場する怪獣がどんな怪獣なのかなんとなく予想できたりもする。そういうのもウルトラファンの楽しみの一つだと私は思っている。

 

最近では一昨年に登場した怪獣が再登場することが多い。そのためある程度登場怪獣は予想できる。逆に去年テレビ登場した怪獣は今年はテレビにでないことが多い。具体例をあげて説明していこう。

 

ゴモラは『ギンガ』劇場版で歴代ゴモラの対決というイベントで登場した。翌年『ギンガ』ではメイン級の扱いで登場。翌年の『X』でも登場するがこちらの活躍はサイバーゴモラという新しい姿やEXゴモラ、メカゴモラでの活躍がメインであり、グッズとしては別怪獣である。

この間に2年後の『ジード』では合体怪獣の素材として登場。その後『オーブから』2年ぶりに『R/B』に登場、その2年ぶりに『Z』に登場した。

 ちなみにメカゴモラは『X』と『R/B』に出演しており、こちらも2年ぶりである。

 後述のレッドキングゼットンの例などから来年のYOUTUBE版に登場するのではないかと予想している。もしかしたらゴモラとレイモンが復活するかもしれない。ただ近年ゴモラはレイのパートナーというイメージからの脱却を図っていたので、レイのゴモラが単独で登場するとは思えない。おそらく2021年度のYOUTUBE版でレイのゴモラ対野生のゴモラという戦いが実現するのではないだろうか。

 

『ギンガ』に登場したレッドキングは翌年の『ギンガS』はEXレッドキングとしてしか登場していない。このためグッズとしては別怪獣扱いである。

翌年の『X』ではやや変則的に二種類のレッドキングが登場する形となっており、EXレッドキングは2年連続登場となったが、レッドキング自体は2年ぶりの再登場である。その後は2年ぶりに『ジード』で合体怪獣の素材として登場した後、『X』から3年ぶりに『R/B』に登場したのち、翌年YOUTUBE版の『ギャラクシーファイト』に登場、今年テレビ版としては2年ぶりに『Z』に登場した。

おそらく2021年度のテレビ版には直接的には登場しないと予想できる。2022年度のテレビ版には登場するだろう。YOUTUBE版に登場するかどうかは、データが足りないので予想できないが、2021年度のYOUTUBE版に登場する可能性はある。

 

エレキングは『ギンガS』で活躍後、3年ぶりに『ジード』に登場。合体怪獣の素材にもなった。スーツがボロボロなのでそろそろゼットンのように新しい姿で見られるかもしれない。別形態として商品化はされていないが、リムエレキングという亜種のエレキングが2年ぶりに『タイガ』に登場している。

 後述のゼットンの例から『Z』もしくは次回作で新規スーツにて登場する可能性があるが、『Z』の予算配分的に今年登場することはむつかしいかもしれない。私は『セブン』そしてエレキングの55周年である2022年度のウルトラシリーズにて新規スーツでテレビに復活すると予想している。

 

 キングジョーは『ギンガS』でキングジョーカスタムが登場後、翌年の『X』にて通常のキングジョーが登場。グッズとしては別怪獣扱い。翌年おまけ番組である『ウルトラファイトオーブ』に登場。『ジード』では合体怪獣の素材となっている。本体はテレビ番組としては2年ぶりに『R/B』に登場後、今年2年ぶりに『Z』に登場した。

 『Z』では味方のキングジョーとして印象的に登場しているが、以前ゴモラが味方怪獣として登場したのち、再び敵怪獣として登場できるまでに時間がかかったので、その反省点を生かし、近いうちにキングジョーストレイジカスタム対キングジョーという戦いが実現するかもしれない。

 キングジョーカスタムとしてはしばらく登場していないので、スーツが残っているのならば赤く塗り直されてまさかのキングジョースカーレット再登場もあり得るかもしれない。こうすればグッズとしては別商品となるし、意外性もある。『Z』でのキングジョーの印象とも違ったアプローチができる。

 

 ゼットンは『ギンガ』特別編および劇場版で登場後、亜種であり、グッズとしては別怪獣扱いのハイパーゼットとして『ギンガS』に登場。その後ゼットンとしては二年ぶりに『X』本編に登場し、劇場版にも登場した。その後オーブにてゼットンの色替えであるマガゼットンとして登場。ハイパーゼットンも2年ぶりに登場。こちらはハイパーゼットンのさらに亜種が登場している。その後これまで使われていたゼットンのスーツがおそらく卒業。

 卒業後3年ぶりに『タイガ』に新規スーツにて登場した。今年はYOUTUBE版の『ウルトラファイトギャラクシー』に登場。前述のレッドキングの前例から『Z』には登場せず、来年以降の作品に登場すると考えられる。これまでのデータでは2021年度のウルトラマンに登場することが予想できるが、YOUTUBE版についてはデータが不足しているので、どうなるのかは不明。

 

ブラックキングは『ギンガ』登場後2年ぶりに『X』に登場。ドリルカスタムとしても登場するが、別のグッズは発売されておらずグッズとしては同じ怪獣扱いである。その後『オーブ』にも登場し珍しくの二年連続登場を果たした。おそらくこの記事で書いている2年ルールは『オーブ』の頃は明確に守りましょうということにはなっていなかったと思われる。もっともこの記事はデータを元に書いた予想であり、実際にそんなデータがあるのかどうかは謎だ。

その後はルール通り?2年ぶりに『R/B』に登場、さらに2年ぶり『タイガ』に登場。

おそらく『Z』本編には登場せず、2021年度のウルトラマンに登場。来年は『帰ってきたウルトラマン』50周年であり、大々的に登場すると予想できる。またおそらく2020年のYOUTUBE版『ギャラクシーファイト』にも登場すると予想できる。

 

ナックル星人は『ギンガ』に幹部の宇宙人として登場後。2年ぶりに『X』。また『X』では『ギンガ』と同じ個体のナックル星人も登場する。その後ちょい役として翌年の『オーブ』に登場。その後は『R/B』にて2年ぶりに登場したがこちらもちょい役である。その翌年『タイガ』にてメインで登場。メインで登場することが少ないからか、珍しく2回も2年連続出演している。こちらもブラックキングと同じように、『Z』本編には登場せず、2021年度のウルトラマンに50年周年として登場。またおそらく2020年のYOUTUBE版『ギャラクシーファイト』にも登場すると予想できる。

 

パンドンは面白い怪獣で3年ごとに姿を少しずつ変えて登場する。『ギンガ』にてキングパンドンとして登場後、3年ぶりに『オーブ』にてマガパンドンとして登場。合体怪獣の素材にもなる。その後3年ぶりに『タイガ』にて普通のパンドンとして登場する。合体怪獣の素材としては『Z』にも登場している。このデータに基づけば2022年度のウルトラマンに少し姿を変えて登場することになる。そしてなんとその年は『ウルトラセブン』55周年のメモリアルイヤーである。私はこの年にパンドン、および改造パンドンとして登場してほしいと思っている。ただパンドンのスーツ自体は2008年に制作されたものであり、もうすぐ限界が来る。厳しいかもしれないが、何とか持ってくれないかと思う。

最も3年ごとに、姿を変えて登場というのも結果としてなったことであり、円谷プロが狙ってしたことかどうかはわからない。それでもせっかくなので、パンドンに最後の花道に立ってもらいたいという気持ちはある。

 

スーパーグランドキングが『ギンガ』で登場後、翌年『ギンガS』のミニ番組でグッズとしては怪獣で登場後、2年ぶりに『オーブ』にてグッズとしては別怪獣として登場。その2年ぶりに『R/B』にてグッズとして別怪獣で登場。

おそらく『Z』にも登場すると予想できる。

 

 

ベムスターは『ギンガS』、『X』で二年連続登場後、翌年ネット版『オーブオリジンサーガ』にてクグツベムスターとして登場。『R/B』劇場版にて本編には2年ぶりに登場。テレビシリーズには『X』以降メインとしては登場していないのでそろそろ復活する可能性がある。

2年ぶりの法則によれば『Z』に出演すると予想でき、実際すでに『Z』に出演している。オープニングのサビでゼットと戦っているのだ。また一瞬でも遠くのほうで暴れまわる怪獣の一体として登場している。

嫌な予感がする。おそらくこの映像を撮影したのは『Z』メイン監督である田口監督だ。田口監督は『X』にてテレビに出せない状態の怪獣をうまく加工して一瞬だけ登場させるという技を使った。『Z』でもアトラクション用のスーツのギガスを遠くから撮影することで地上波に再登場させた。

ベムスターのスーツは2006年頃に制作されたものであり、現役の怪獣の中では長寿なほうだ。同時期の怪獣が次々卒業していくかな、2020年まで持っていること時代が奇跡である。

一緒に戦っているマジャッパも同時期に制作されたゾアムルチのスーツを改造したもので、おそらくもうすぐ寿命だ。ゼグメゲルは去年制作された怪獣だ。そのためおそらく『Z』にてメインでは登場しない。

みなさまはもう私が考えていることがわかるだろう。ベムスターのスーツはおそらくもう限界がきている。その中でなんとか本編に登場している状態だ。

オープニング映像でも、本編の映像でもうまいことスーツの細部が見えないように演出されている。

もしかしたら『Z』が約14年間活躍したベムスターの映像作品の仕事だったのかもしれない。

ただしまだ希望はある。『Z』本編でもOPでもベムスターは物理的な打撃を与えられていない。これはもうベムスターがアクションに耐えられる状態でないのかもしれない。しかしせっかくなので、来年の『帰ってきたウルトラマン』及びベムスター50周年作品に記念出演して、映像作品を卒業し、歴史の生き証人として博物館などで余生を過ごしてほしいと思う。平成のベムスターとして長年戦ってくれたのだ。どこかで保存展示されるべきだと思う。

 

ベムラーは『ギンガS』登場後、翌年の『X』にて2回登場したが、どちらもエックスと直接戦いを繰り広げたわけではなく、メイン級の扱いではなかった。翌年の『オーブ』では強化されたベムラーが登場。グッズとしては別怪獣扱いである。

『タイガ』にて3年ぶりに登場。おそらく『Z』には登場せず、今年のYouTube版『ファイトギャラクシー』および、2021年度のウルトラマンに登場すると予想できる。来年はベムラー登場55周年の記念すべき年でもある。

 

マガバッサーは『オーブ』登場後、2年ぶりにグッズとしては別怪獣扱いであるグエバッサーとして『R/B』に登場した。おそらく『Z』にも登場する。

 

メトロン星人は『ギンガS』に登場後2年ぶりに『オーブ』に登場。グッズ的には別怪獣扱いの商品化もされた。

 

メフィラス星人は『オーブ』登場後2年ぶりに『R/B』に登場。『Z』にも登場するかもしれないが、どちらもメイン級の扱いではないため、すでにアクションに耐えられる状態でない可能性がある。

 

ババルウ星人は『X』でメインなのか、メインでないのかわからないような扱いで登場後、翌年の『オーブ』にメイン登場。その後3年ぶりに『タイガ』に登場。おそらく『Z』には登場しない。

 

アリブンタは『ギンガS』関連のミニ番組『ファイトビクトリー』で登場後、二年ぶりに『オーブ』に登場、さらに2年ぶりに『R/B』に登場。このまま二年ぶりに『Z』に登場すると見せかけて、『タイガ』に登場した。2年連続メイン怪獣として登場し、さらに商品としても同じ存在という珍しい形となった。

『ファイトビクトリー』時にスーツが作られたので、状態が良いということも関係しているだろう。おそらく『Z』ではメイン級の扱いでは登場しないがせっかくエースが出るのだから、ちょい役で出てくるかもしれない。おそらく『ファイトギャラクシー』にも登場するだろう。

 

ギャラクトロンが『オーブ』登場後『ジード』にも登場。珍しく2年連続テレビ番組に登場さらに、どちらでも2話分たっぷり時間を使って描かれた。これもなかなかないケースだ。

 さらにギャラクトロンは『オーブ』、『ジード』両作品の映画にもなかなかの強敵として扱われる形で登場したとても珍しい怪獣だ。

 『ジード』劇場版にはギャラクトロンマーク2が登場。『タイガ』では2年ぶりにギャラクトロンマーク2が2回登場した。『Z』では怪獣メダルとして登場したこともあり、登場しないことが予想されるが、YouTube版の『ギャラクシーファイト』などでは登場が予想できる。

 

 ベゼルブはネット版オーブに登場後、『R/B』にて二年ぶりにテレビ初登場。『Z』にも登場する可能性があるが、Amazon限定作品が初登場のキャラでグッズかもされておらず『R/B』での活躍もベゼルブならではというものではなかったので『Z』に登場するかどうかわらかない。ジャグラーのセリフで『オリジンサーガ』に触れているセリフもあるので、もし登場すれば、ジャグラー対ベゼルブの久々の対決となる。

 

ギングゲスラは『X』のピグモン回に登場後、翌年ネット版『オーブ』に登場。『タイガ』にて3年ぶりにテレビシリーズに登場した『ギャラクシーファイト』では過去のトレギアも登場することもあり、キングゲスラも出るかもしれない。

 

ピグモンは『X』登場後、2年ぶりに『R/B』本編及び、劇場版に登場。『Z』にも登場するかもしれない。

 

ガーゴイルは『X』登場後2年ぶりに『R/B』に登場した。

 

ネロンガは『R/B』登場後2年ぶりに『Z』に登場した。

 

 

これだけ例を上げたら納得してもらえたかもしれないがもちろん例外もある。

 

ダダは『X』でちょい役で2回出たあと、『オーブ』に写真で登場し『ジード』、『R/B』と単独ではないものの目立つ形で二年連続で出演し、映るだけなら4年連続登場を果たした。さらに『タイガ』劇場版にも登場。5年連続登場中である。『タイガ』劇場場の声優が『ウルトラギャラクシーファイト』のパワードと同じ声優であり、もしかしたら『ウルトラギャラクシーファイト』登場し6年連続となるかもしれない。

 

グビラは『X』、『オーブ』、『ジード』と3連続でメイン級の活躍をしたあと『R/B』でもメインではないが目立つ形で登場した。

 

 

しかしほとんど場合2年連続で同じ怪獣がメイン級で活躍することはすくない。

『Z』の場合は。

2年ぶりに登場した。ゴメス、グルジオやネロンガ、ホロボロス、ゴモラレッドキング、キングジョー、(ベムスター)。

3年ぶりに登場した ギルバリスやベリアル融合獣、ジャグラー

4年ぶりに登場した ゼッパンドンテレスドン

5年ぶりに登場した、グリーザ、ケムール人。

6年ぶりに登場した、ファイブキング。

などはいても。

『タイガ』にも登場した怪獣はピット星人、ギーストロン、セグメゲル、パゴスしか登場していない。そのうちギーストロン、セグメゲルはちょい役で、ピッド星人はほとんどの時間人間に化けており、ウルトラマンと直接対決したわけではないことから、『Z』、『タイガ』においては純粋に2年連続登場した怪獣はパゴスのみである。

逆になぜパゴスが出演できたのだろうか、おそらく現行のシリーズパゴスは商品化されていないことから逆に自由に出演させることができたこと。またどちらの作品でも引き立て役であり、メインの怪獣ではなかったこと。ちょうどい良い『ウルトラQ』の怪獣がパゴスだったことなどが予想できる。逆に言えばこういう理由でもない限りテレビに二年連続同じ怪獣が登場することは珍しいということかもしれない。

 

またここまで上げたデータから『Z』及び、2021年度ウルトラマンにどの怪獣が登場するかはだいたい予想できる。次回は実際にあたるかどうかは別にして予想記事を書いていきたいと思う。

 

追記(2020年10月25日)

続きを書きました。 

 

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過去記事

 

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『ウルトラマンZ』 8話感想。

 

 急遽長文を書くことになったので、せっかくなので一時的にTwitteとブログを復活させて『ウルトラマンZ』の感想を書こうと思う。

 さてこの8話はZの新しい姿の登場回である。トライキングという過去に登場したファイブキングという怪獣の亜種が登場する。こういうのは大好きなのでどんどんやってほしい。

 個人的に気になったのはヘビクラが『オリジンサーガ』のことを触れているところだ。『ファイトシリーズ』では惑星カノンも登場する見たいだし、これからは『オリジンサーガ』もどんどん本編に組み込まれていくのかもしれない。

 ところで平成三部作のヒーローが技のエフェクトとしてそのまま登場した。『ティガ』は『ダイナ』は現在ネット配信ができないので、こういうところで露出を確保して人気を維持しようとしているのかもしれない。

(2020年10月24日)

 

 

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『ウルトラマンZ』6話、7話『ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ』5話、6話、7話感想。ベリアル因子とは何か。

 『ウルトラマンZ』の6話、7話の感想を書いて行きます。坂本監督だ!というアクションの連続でとても良かったです。

 リクが鉄パイプで攻撃していましたが、リクは意外にも『ジード』でのフクイデが青雲荘に襲撃してきたときにもそこらへんのものを投げたりしていました。彼はファンタジーの世界に生きているのでしょうね。だから地に足がついた戦いができないのでしょう。しかしだからこそ最初からウルトラマンとしてなかなかの戦闘ができたのでしょう。もしかしてあの鉄パイプはリクの頭の中ではドンシャインの武器だったのかもしれませんね。

 

 この話からリクやベリアル融合獣が現れます。それは言うならばニュージェネレーションによる汚染です。これがあるから『Z』初期は古き良き怪獣やロボットがたくさんでてきたのでしょう。それを表すように、この前後編はいきなり『Z』の象徴であるセブンガーやウインダムが『ジード』に登場するロボット怪獣に吹き飛ばされ、コントロールもできないところから始まり、後半に至っては登場すらしません。

 『Z』今後の展開が楽しみでしょうね。

 

ボイスドラマの方はいい感じに二人が師弟関係してきていいですね。

 

 今日は『タイガ』の映画の公開初日であり見てきました。それだけです。ちょっとした記録です。

 

さて私はしばらく『ウルトラマンZ』の感想記事をお休みします。視聴は今後もすべてリアルタイムで行いますので、2021年の春ごろに残りの記事も書いたりするかもしれませんし、しないかもしれません。

 理由としては『ウルトラマンZ』について今よりも深いことを言うには自分の能力が達してないからです。『ウルトラマンZ』のことは好きなので時期を置いてブログを書いて行きたいです。現状の自分にできる記事は書いたと思うので今日のところはここまです。

今後も『ウルトラマンZ』の活躍が楽しみですね。

 

 

 

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『ウルトラマンZ』がニュージェネレーションではない理由。

 私は『ウルトラマンZ』はニュージェネレーションではないと思っている。なぜならばニュージェネレーションシリーズはすべて、本来の姿を失ったウルトラマンがいろんなものの力を借りながら復活していく物語だからだ。

 ゼットは自分の体を失っていない。体を失っていないが、そのまま戦うと「ウルトラやばそう」なので力を借りている。別に普通の姿に変身することもできる。これは大きな変化だ。

 そのことから私は『ウルトラマンZ』はニュージェネレーションヒーローではないと思っている。

 

 

 

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『ウルトラマンZ』は何故面白いのか。それはしっかりとした怪獣を使った物語表現としっかりとしたメタ世界に話しかけるようなセリフが多い、そして子供向け怪獣ヒーロー番組として純粋に面白いからだ。  

 

ウルトラマンZ』はとても面白い。ここ10年の特撮、怪獣もの、ヒーローもので私は一番好きだ。このままいけば、『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』は別格だとして、歴代で四番目か五番目にすごい『ウルトラマン』になるかもしれない。今『ウルトラQ』他第一期ウルトラシリーズを再放送するよりも現代に響くだろうと言う点では、今放送すべきウルトラシリーズとしては歴代最高傑作かもしれない。『ウルトラマンZ』はなぜここまで面白いのだろう。2020年8月7日現在考えてみよう。

 その理由は3つだ。1怪獣を使った物語表現がしっかりしている。2メタ世界に話しかけるようなセリフが多い。3そして子供向け怪獣ヒーロー番組として純粋に面白いからだ。それぞれ説明していこう。

 

1怪獣を使った物語表現がしっかりしている。

ウルトラマンZ』ではなぜ最初に登場した怪獣がゴメスなのか、それをセブンガーが倒すとはどういうことなのか、なぜゼロを吸収したのが、プルドンなのか。なぜ一号がセブンガーで二号がウインダムなのか、なぜウインダムがなかなか目覚めなかったのか、なぜネロンガで起動したのか、なぜハルキが拾ったメダルがジャックとエースでマンや平成三部作のメダルは拾えなかったのか。ベリアル因子が何かということが理屈としてしっかりしている。それを紐解くと『ウルトラマンZ』の作品としてのメッセージがしっかりと伝わってくるし、物語世界としても満足の内容になっている。それに対する回答もはっきりしている。ゆえに面白い。

 

2メタ世界に話しかけるようなセリフが多い。

 『ウルトラマンZ』のセリフは作中内の世界でも通用するセリフ共に現実世界にも訴えるメッセージが多い。そしてそのメッセージを紐解くことで作品としてのメッセージが伝わってくると同時に作中世界でも違和感なく入っている。特に一話、二話、三話が素晴らしかった。

 犬を助けるために自分も死にそうになるハルキやジャグラーのセリフ、バコさんのセリフなども現実世界へのメッセージや、作品を通して作り手の魂がどちらに向かっているかなどもはっきりしていて良い。

 

3そして子供向け怪獣ヒーロー番組として純粋に面白いからだ。

 『ウルトラマンZ』は怪獣やヒーローやロボットが本気で好きな人が本気で好きなものの魅力を伝えようとして作っている。だから面白い。適当に作っているわけでも、おもちゃのために作っているためでも、ウケ狙いで作っているわけでもない。だから面白い。

 ヒーローはヒーローの怪獣は怪獣の、ロボットはロボットとしての魅力を持っているだから面白い。

 

 以上が2020年8月7日現在の『ウルトラマンZ』がなぜ面白いかの考察記事だ。

 

 

 2020年12月25日、26日 追記 『ウルトラマンZ』最終回のネタバレあり。

マヨラーさんから「なぜ最初に登場した怪獣がゴメスなのか?」という点に関するコメントいただきました。マヨラーさん以外にもそのことを思った人がいるかもしれないので、そのコメントに返信する形で追記します。(2020年12月25日)

 

 

第一段階 考え方の基本、一般論

 

 作り手は作品に自分の気持ち、気分や考え方を乗せていることがほとんどです。

 その思いはひとつだけではなく、複数ある場合が多いです。

ウルトラマン』のような関わっている人が多い作品の場合はそれだけいろんな人がいろんな思いを込めて作っています。

 「『ウルトラマン』を見て楽しい気持ちになってほしい」と思っている人もいれば、「かっこいいロボットを見て、自分もロボットを作りたいと思って欲しい」という人もいるでしょうし、中には「『ウルトラマン』を使ってお金を儲けたい」と思っている人もいるでしょう。

 

 田口監督はインタビューによればシリーズ構成の立場から説得ののちどの回でどの怪獣を出すかの主導権を得られたようです。そのため第一カットで登場し、すぐにセブンガーに倒される役にゴメスを選んだのは田口監督(と仲間たち)だと思われます。

 

ここまでが第一段階です。

 

第二段階 なぜ田口監督はゴメスを選んだのか。表の理由

 理由の一つはマヨラーさんも理解している通り『ウルトラQ』の第一話の怪獣であり、登場することが『ウルトラマンZ』を人気作品にする上で必要な要素だったからです。

 なぜゴメスをだしたら人気が出るのか、考えるられる理由は二つあります。

 

一つ目の理由は第一期ウルトラシリーズファンへのアピールです。ゴメスを出すだけで『ああこれは『ウルトラQ』の一話の怪獣だ』と思う人は少なくないでしょう。特に子供の頃『ウルトラQ』などを見ていた年代、現在65歳前後、もしかしたら孫がちょうど『ウルトラマンZ』を見ているかもしれない人がこの一話を見た時、自分が『ウルトラシリーズ』を見ていた時に好きだった怪獣が出てくることで、もしかしたら孫と一緒に『ウルトラマンZ』を見てくれるかもしれない、もしかしたらそれで気分を良くして怪獣のグッズなどを購入してくれるかもしれません。リアルタイム世代以外にも第一期ウルトラシリーズは完成度の高さから今なお人気があります。他の『ウルトラマン』は見ていないが第一期ウルトラシリーズは好きという人もいるのではないでしょうか、ゴメスはそれらの層にアピールするのに適してます。

 二つ目の理由として『ウルトラQ』第一話の怪獣を出すことで、特撮マニアに注目してもらおうとした考えもあるでしょう。

シリーズ物の第一話で第一作第一話の要素を出すことは並大抵の覚悟ではできません、適当に使えばシリーズのファンから顰蹙を買う恐れがあります。

 しかしそれをうまく演出すればゴメスを使うという心意気が評価され、ウルトラマンが好きだが、最新作を見るつもりがない人でもたまたま『ウルトラマンZ』一話を見た時見始めようと思う可能性があります。

 全員が全員ではないでしょうが、昭和の怪獣が好きなウルトラファンはゴメスを見た瞬間にそれがゴメスであると同時に、ゴメスがどのようなエピソードでどういう背景をもった怪獣なのかを思い出します。それは同時にゴメスを好きだったころの自分も思い出すのです。そういった効果がいつの間に忘れていたウルトラマンへの愛を復活させるきっかけとなり『ウルトラマンZ』からウルトラマンを久しぶりに見る人が増えるのではという意図があったのではないでしょうか。

おそらく田口監督と仲間たちは『ウルトラマンZ』の会議でこう説明した上で一話の怪獣を決めたのではないでしょうか。

 

第三段階 なぜ田口監督はゴメスを選んだのか。裏の理由

 しかし実際のゴメスはセブンガーにすぐやられる役でした。なぜこうなったのでしょう。

ゴメス登場時は一見怪獣もののような取り方がされていますが、セブンガーの半分の身長しかなく、すぐにセブンガーにやられます。これにはどのような意図があるのでしょうか。

 

 このシーンだけ見ても様々な取り方ができます。

正統派怪獣であるゴメスを二期のウルトラ怪獣の象徴ともいえるセブンガーが共倒れのような形で倒し、どちらもの戦闘不能となりビルが崩れるという円谷プロウルトラシリーズの歴史を振り返ってるとも取れます。

ニュージェネレーションのウルトラマン円谷プロが一度ダメになってから再生しつつある物語であり、ニュージェネレーションの後のウルトラマンを目指した『ウルトラマンZ』の冒頭でこれまでのウルトラシリーズの歴史を振り返るという意図はあったかもしれません。

他にもウルトラ怪獣といった怪獣ものが徐々にロボットものに押され人気がなくなっていった中、それよりもさらに人気なヒーローものの時代が来た。というアクションものの戦後史を振り返っているとも取れます。

 

 ただこれはあくまでこのシーンだけ見た解釈です。

田口監督ら作り手が作品に自分たちの気持ちを入れたとしてどのような気持ちを入れたでしょう。そしてそれはどのように描くのが効果的だと考えたのでしょうか。

 インタビューやTwitterでの発言などを意訳すれば田口監督は「ヒーローの魅力だけでなく怪獣やロボットの魅力も感じて欲しい」などのことを話しています。

 

 それをもとに考えればゴメスはそのことを演出するために選ばれたと考えられます。

 ではなぜゴメスなのか、考えるためにウルトラシリーズの現状を見てみましょう。

 

ウルトラマン』はもともと怪獣番組でウルトラマンは怪獣を倒す役でした。しかしいつの間にか逆転が起きてしまったのです。すなわち怪獣はウルトラマンに倒される役となってしまっていたのです。

 ウルトラマンゼロ以降ウルトラマンはヒーローしての人気が強くなる反面怪獣は以前と比べると扱いが軽くなっていました。

例えば『ネクサス』や『タイガ』では怪獣がまるで悪かのようにもとられるように描かれています。最もそれはうわべの話であり、『ネクサス』や『タイガ』にもそれぞれの設定や魅力、メッセージ性があるのですが、初めて見たウルトラマンが『ネクサス』や『タイガ』の人が怪獣に悪役以上の魅力を感じることは第一期ウルトラシリーズや『ゴジラ』と比べると難しいのではないでしょうか。

反対に田口監督が担当した『X』や『オーブ』では怪獣が悪とは描かれていません。『オーブ』のジャグラスジャグラーも闇であっても悪ではありません。それは今回の『Z』でも徹底されていました。

 

 長くなりましたがこれを踏まえてなぜゴメスだったのか結論を書きましょう。

 

 『Z』制作チームは、『Z』であらためて怪獣やロボットの魅力を知ってもらうため、まず一話の第一カットで本来ウルトラシリーズがあるべき姿であった怪獣が人を襲うというシーンを見せた上で、それが簡単にやられるというというウルトラシリーズの現状を見せたのはないでしょうか。

 ゴメスは『ウルトラQ』第一話怪獣であり、古き良きウルトラシリーズの象徴であると同時に着ぐるみがゴジラの改造であったことから、ゴジラから続く怪獣ものの系譜であり、さらに改造されたという点から古き良きウルトラシリーズとは変化した現在のウルトラシリーズの現状を表していたのではないでしょうか。

 

 ゴメスを倒したセブンガーを倒したゲネガーグはおそらく生物兵器であり、悪に乗っ取られ武器と化した怪獣です。

 そしてセブンガーはウルトラマン同士が師弟関係であったり、兄弟であったりする二期以降のウルトラシリーズの象徴です。『ウルトラマンZ』は二期ウルトラシリーズで作られた世界観を前提に物語が作れています。

ウルトラマンZ』とは古き良き怪獣を二期的な要素を持つロボット怪獣がビルごと倒した(円谷プロ経営危機の暗喩?)後、武器と化し改造された怪獣を二期的な要素を持つロボット怪獣が肉体は持っているものの、過去の遺産を使わないと一人前に戦うことができないウルトラマンが一緒に戦い成長していく物語であったのではないでしょうか。

そして彼が共に戦うのはウルトラマンの象徴であるウルトラマンゼロジードだけでなく、怪獣側の象徴であるジャグラスジャグラーや怪獣好きのユカ、ロボット怪獣のパイロットヨウコ、そして存在自体が過去のロボットや怪獣映画の象徴ともいえるバコさんである。

彼は戦いののちにゼロの形をした操られたウルトラマンのまがい物を倒し、同時にレッドキングの卵も守ったのではないでしょうか。

この最終回の展開を考えた上で第一話の怪獣がゴメスとしたのだと思います。

 

(2020年12月25日、26日)

 

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『聖戦士ダンバイン』生存説。ネタバレあり。

 以下『聖戦士ダンバイン』のネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンバイン』最終回ではたくさんのキャラクターが死にます。しかしこれは本当に死んだのでしょうか。実は生きていた可能性だってあります。

 そう思う理由は4つです。

理由1最終回において『ダンバイン』は実はある登場人物が人間に語った物語であることが明らかになります。これを最初から細かく決めていたのかどうかはわかりませんが、少なくとも最終回を組んだ段階では決まっています。

 理由2なぜか地上の軍艦において最終回にもなって実は自分たちはバイストンウェルの人々に化かされているのかもしれないという発言をします。

 理由3、ある人物は劇中でテレビに移されたり、グッズ化されていたりして売り物であることが協調されています。

 理由4そもそもある人物は死亡したキャラクターの死を直接は見ていない。

 

このことから実は最終回のみんな死んだという展開は実は嘘で、本当はみんな生きているという可能性もあります。

 

 ではなぜそのようなことをしたのか。理由としては『ダンバイン』の続編を作らせないためでしょう。『ダンバイン』の前の年に劇場版『ガンダム』が公開されています。『ガンダム』においてテレビ版では死んだはずだった。厳密には生死不明だったシャアが生存したことになっています。

 そして『ダンバイン』の二年後が『Zガンダム』であり、おそらく『ダンバイン』最終回段階では『ガンダム』の続編を作らないかという提案は受けています。

 もしかしたら富野由悠季は『ガンダム』の続編を作りたくないのに、続編を作らされかけ、シャアの活躍など期待されていることから。『ダンバイン』で同じことを言わせないために、シャアと違いわざわざ登場人物の死を描いたのかもしれません。

 その上で実はこの作品は作中人物の語りを元に作られた話であって現実とは違う可能性もある。実は騙されているかもしれないという可能性を示したのかもしれません。

 

 私の中では彼らは生きています。きっとバイストンウェルで楽しく暮らしていると思います。売り物と化したロボットアニメとは無関係の世界で。

 

 

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『リーンの翼』感想と考察。日本アニメ、漫画、ゲームとロボットアニメ王の孤独と浄化。

 『リーンの翼』とても面白かった。このブログでも『リーンの翼』の感想と考察を行いたいのだが、最初に断っておきたいことがある。それは原作小説を読んでないことだ。どこかで読むことが出来れば良いなと思っているがなかなか入手できていない。

 また軍事に関する知識も少ない意図して思春期にはあまり触れないでいたのだ。もう解禁したので勉強中だ。『リーンの翼』視聴後桜花とその呼ばれ方などを知って自分の無知を自覚させられた。軍事についても勉強しておこうと思う。

 この記事を書く時点で視聴している富野作品は『機動戦士ガンダム』と『伝説巨人イデオン』のテレビ版及び劇場版。『Zガンダム』の劇場版(テレビ版を最後に見たのは小学4年の時であり、ほどんど覚えていない。というより映画の内容とごちゃごちゃになっている。そのうち見たい。)。映画『逆襲のシャア』、『F91』。テレビ版の『ブレンパワード』、『ターンエーガンダム』、『キングゲイナー』、『Gのレコンギスタ』そして『リーンの翼』だ。

 

 

 

 

 私はこの作品を王の孤独と絶望の浄化だと思っている。では王とは何かそれには二通りの解釈ができる。

 一つ目は単純に富野由悠季自身だ。映画製作者になるはずだった富野由悠季いろいろあってロボットアニメを製作するようになった。そしてロボットアニメ世界の王となった。考え方によればアニメ世界の王となったとも言えるかもしれない。それはまさにオーラロードを超えたと言える。

 しかし自分がいくら戦っても決して世界は良くならない。それどころか第二次大戦のことは忘れ去られようとしている。環境破壊は進んでいるし様々な問題がないがしろにされている。俺が戦ってきたこと(アニメづくり)はなんだったのだ。死ぬ前に故郷(現実世界)に帰ってきたい(様々なことを主張したい)。そういう思いが『リーンの翼』を生んだのではないだろうか。

 そして若者に浄化され成仏する。そして名作『Gのレコンギスタ』を作る準備に入るということだ。

 

 この若者は実在するかもしれないし、しないかもしれない。存在しない場合は富野由悠季自身が自分の中にある古い部分を自分自身の若者の力で自力で何とか乗り越えたということになる。

 

 もう一つの解釈はアニメ、漫画、ゲーム国となった日本の物語だ。

 日本はアニメ、漫画、ゲーム国となった。日本産のコンテンツは世界の一部でも評価されている。『ウルトラマン』、『ゴジラ』やジブリ任天堂、ジャンプなどはその代表と言えるだろう。しかし日本は豊かになったのだろうか。

 バイストンウェルは言うならばファンタジーの世界である。戦争に敗れた日本人は娯楽の世界に転移して生活してきた。そしてその世界を豊かにしてきたし、王にもなった。『ガンダム』だって大ブームになった。『イデオン』もだ。

 しかしそれで良かったのだろうか。『リーンの翼』はコンテンツ世界で生きていた人が、晩年に現実世界へ帰還しようとする話だったのではないだろか。

 そしてそれは日本国全体のさらに言えば世界全体の覚醒を願う物語だったのではないだろうか。

 

 

 私は『リーンの翼』映画化して欲しいと思っている。と言っても各回のタイトル場面とあらずじと、EDをカットして、最初にタイトル場面を描いて、最終回にフルコーラスでEDを流すだけの編集費以外お金がかからない状態にして欲しい。

 そういう状態があるだけで各種イベントでの再配信や再放送などが行いやすくなる。またレンタルDVDや配信などで触れるも増えるだろう。

 こんなことを言うのもなんだが全六話、3時間弱のテレビアニメを一気に見る人と。2時間50分の映画を見る人は後者の方が多いと思うのだ。『リーンの翼』は再評価されるべきアニメだと思うので是非たくさんの人の目に触れる形にしてもらたいと思う。

 最近は忙しくてできないのだが、来年の春あたりに署名活動でもしてみようかな。もし『リーンの翼』ノーカット総集編制作を希望する署名活動をしている方がいればMeWeまたはブログなどで連絡していただければ署名するので声をかけて欲しい。

 

 

 

 

 

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